10.覚書

2016年10月21日 (金)

もう忘れないぞ!(きっと忘れる)

久しぶりのブログ投稿。

TVでルパンVS複製人間を見たら、またあの小説を漠然と思い出したのだけどタイトルとか何だったかな。
気になる~~

今は便利である。ネットでちょいとググれば、それが何か解った。

「モロー博士の島」 っていうタイトルだった。

読んだ時、ちょっと怖かったなぁ。

という事で、久しぶりの投稿が覚書きという・・・

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2016年3月20日 (日)

訃報が届いた

先週、二人目のピアノの先生が昨年7月に亡くなっている事が解りました。

今年の年賀状を見た身内の方から連絡を頂いたので。。

レッスン当時はなかなか強烈な方と思っていました。今なら「ユニーク」という言い方が合ってます。
それ故、食事をした時のあの出来事、コンサートに行った時のあの言葉、など、忘れられない様々な事があります。
しかし・・・ そんな事よりレッスンで教えて貰った事を忘れるんじゃねぇぇぇ~、と自分で思います。
言われた事の半分も覚えていないんだろうなと(´・ω・`)ショボーン

今も細々とピアノを弾いているのは、6年前に先生のお宅に遊びに行ったのがキッカケです。
その時に一緒に弾いた幻想即興曲をご冥福を祈り練習中。
あの時、私が左手、先生が右手で、今度はここで(先生の家で)両手で弾けるよう練習します、と言ったのに、結局弾けませんでした。
今、レッスン時(ピアノ教室の時の)よりマシに弾けるようになろうと練習しています。

先生、この世からfleeになったので、思う存分練習してください。
私が死んだらモーツァルトの2台のピアノでも付き合ってくださいね。(練習しておかなきゃ)

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2016年1月 9日 (土)

低湿度対策(覚書)

湿度が足りない。
毎年の冬の悩みである。

加湿器を1台ピアノのそばに置いて24時間かけっぱなし。
ただし、加湿のしすぎが怖いので「おやすみ」モードで静かな加湿にしている。
加湿の機械は40%以上を認識、ピアノ(アップライト)の天板上は40%前後、ピアノ下の床部の湿度計は35%以下。
どう見ても湿度が足りない。
(これでも過去を振り返るとすごくマシである。加湿を考慮していなかった時はデジタル加湿計の数字が出ない事があった。どんだけ低いんだ(笑))

TVで、ヴァイオリンケースに加湿剤を入れてるのを見た。
ピアノの中に入れようかな・・・・。と調べたら、葉巻用の加湿剤を見つけた。
でもこんなのでは間に合わないだろうな。と思って別の検索をしたら加湿対策が載ってるページを発見!(ヤッター

http://www.pianoplatz.co.jp/mennte/environ.html

読んだところ、私の場合はピアノの中にダンプチェイサーを入れるだけでよさそう。(+加湿器)
でも、水が無くなったら足さなきゃならなくて、そこんところ大丈夫かなぁ・・・

次の調律の時に相談してみようと思う。

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2015年6月17日 (水)

今年の調律

6月に調律をお願いしています。
以前は冬になる前でしたが、調律師さんが私には6月がいいだろうと言う事でしたので、アドバイス通りに^^

今年もやっぱり加湿不足と言われました。

今回はピッチの話をされました。

6月17日調律後のピッチは440Hz(鍵穴から1つ上のAの音が)
(調律前は438Hzまで下がっていた。下がり過ぎと言われた。)

湿度によるピッチの変動は年間で±3Hzまでにしたい。
夏になるとピッチが上がるが、ピーク時との誤差は±1が理想。
冬の下がりのピーク時は2・3月がピーク(おそらく3月が最もピークだろう)。こちらも中間時のピッチとの誤差は±1が理想。

湿気のピークは9月。湿気によるピッチへの影響は1か月後くらい。

温度によるピッチの変動は、温度が上がるとピッチが下がり、温度が下がるとピッチは上がる。
この変化は1・2時間で現れる。

チューナーのアプリをDLしてピッチの確認をするよう言われました。

ピンと板の状態があきらかに乾燥によって痩せてるので、もっと加湿をするようにとのこと。
修理になると50万60万かかるらしいです

持ち主も、乾燥で痩せればいいのにね。

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2012年10月 4日 (木)

調律日

今日は新しいピアノが来て初めての調律でした。

9月は北海道らしかぬ気候だったので暑さ湿気が落ち着いてからだろとう思っていたのだけど、
10月に入っても連絡が来ないので購入店にこちらから電話したのが昨日。
すぐに調律師さんから電話が来て、急に決まりました。

電子ピアノの高さを合わせたいので音の高さを確認し、あとはおまかせコース(?)で
だって何をどう注文するのか知らないし~
打鍵の感触は慣れたし、音の狂いを直してもらうだけでありがたや。←自信無いけど狂ってる気がしていた。

音も若干狂っていたし、低音が大きかったので大きさのバランスを整えてくれたそう。
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン 低音が大きいな~と思っていたんですよ~。
そういうのも調律で調整するのですね。
そして言うべき事柄だったのですね・・・
(それが普通なのだろうと思ったので言えなかった)

その他の話として、今まで季節で音が変わると思ってはいたけど、
 ・乾燥すると低くなる - 湿気ると高くなる
 ・気温が上がると低くなる - 気温が下がると高くなる

のだそうです。
そして、
 ・湿度による変化は1週間ほどしてから
 ・気温による変化はものの2・3分で
だそうです。
湿度より気温による変化の方が影響出やすいらしいです。

なるほど~
それで冬になると高い音になっていたのかぁ~
冬は室内温度が高いもんね。
夏場に低くて籠ってるような感じがしたのは気温が低いからなのか。
ん?逆じゃないかって?
いえいえ。冬の室内は暖房で30度近くあるし、夏は窓開けたり扇風機だのクーラー(除湿)だので25度くらいだから、冬の方が室内温度は高いのです。
でも夏の方が暑いのは湿度のせいや、地面や周辺全部が温まっているせいでしょうね。

今日は調律中、後ろでガン見・・・ まで行かなくても、室内に居たのではなくキッチンに行っていたのですが、けっこう音が大きく・・・
これは・・・ 私でも練習音が聞こえるの嫌だわ。
自分が練習で弾いてる時はもちろん思わないけど、聴こえる立場になると嫌なもんだなぁ~~~と思いました。
まぁ、調律中は上部は開けているから普段より大きな音なのだけど、毎日同じ練習を聞かさせる立場となると、大迷惑!
すみませんすみません・・・

終わったかな~と言う頃に戻って、開けてる部分を閉めてる所を見ていたのですが、その時、下部も開けました。
前のヤマハのには取っ手があったのだけど、今度のには無いなーと思っていたら、いたら・・・ 
上辺に手を突っ込んで開けた!
えっ 

帰ってからそこを見てみると、ああああ・・・・ そこにも隙間が
這いつくばって見てなかったから気がつかなかったけど、端から端まで4㎝ほどの隙間が開いていました。
音が素直に出てくるわけだ・・・。
天板の所の隙間だけでこんなに違うのかと思ったけど、ここにもこんなに大きな、隙間とは言えない幅の開きがあるのだから、違って当然だわ。

さて、弾いてみて、調律が終わって「整った」という感じです。

次どうしますか~と聞かれ、今までと同じ年1回にしてもらうことにしました。
スタインウェイなので割高です。
ヤマハだといくらか聞かなかったのですが、今までの調律より5千5百円UPです。(今回は購入調律なので支払は無し)
痛いな・・・。
これは、弾かずに調律なんてもってのほか!何が何でも弾かなくては!

 

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2012年6月20日 (水)

メトロノーム

ツェルニー100番をメトロノームを使って練習しているが、たまにメトロの使い方を間違っているんじゃないかと思う時がある。
ツェ100番はメトロ表記ではなく、標語表記なのだ。
今日も「なんか変」と思った。

考えた    

 閃いた   やっぱりまた間違えていた。

6/8や3/8の時に間違っていた。

6/8は2拍子でとる時と、3拍子でとる時があるが、3拍子の時は計算しないといけないのだ。3/8もやっぱり計算しないといけないのだ。
計算しないで・・・ 100番を始めてから昨日まで、何に合わせていたのかな・・・ 
八分音符か8分音符2つをメトロに合わせて弾いていたような気がする。

すごーく遡って記憶を辿ってみる。
考えてみれば、最初の先生にそこの所、ちゃんと教わっていない。
そもそも教えるのが初めてだったから仕方ないとも言える。
何事も人に教えるにはかなり整理して理解できていないと無理なのだ。
次の先生はカチカチに囚われた演奏を嫌っていたので、メトロを使った練習を促す事はしなかった。
きっと両先生ともメトロ音痴だったに違いない。

 

6/8の話に戻してメモしておきます。

ポイント
・6/8の多くは2拍子で数えるので1小節=[ |♪♪♪|♪♪♪| ]のようになる。1小節で2拍のメトロノームの音が欲しい。八分音符3つ(♪♪♪)でメトロ音1つ鳴って欲しいのだ。

・メトロノームの1音は、基本的には四分音符( ? )1つの音である。
ゆえに、6/8の時は1小節に3拍の音になってしまう。[ |♪♪|♪♪|♪♪| ]

このメトロ音ではリズム上良くないので、メトロノームの数字を計算して出さなければならない。

計算方法
? =A の時   A×2÷3=♪♪♪ →メトロ2音で1小節
 例:Allegroの時 ? =132とすると 132×2÷3=88 (メトロを88に合わせ2拍子設定)

解説
まず[ |♪♪♪|♪♪♪| ]の♪の長さを出す。
♪は ? の1/2の長さ。つまり2倍の速さなので「×2」

次に |♪♪♪| の長さを出す。
|♪♪♪| は♪の3倍の長さ。つまり1/3の速さなので「÷3」

 

尚、3/8も考え方は同じで、A×2で3拍子設定するが、
メトロノームの設定限度を考慮するとA×2÷3で1拍子設定というのもありだ。

よぉし。まとめられたのでスッキリ
これでもう間違わないもんねー。(忘れるかもしれないけど)

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2012年6月 5日 (火)

コロの記録

片付けていろいろな物を捨てるし記憶も薄れていくし、特に、検査結果はそのうち捨てると思うので、画像にして残しておこうかと思う。
自PCだと保管ミスで無くす事があるからブログに。

120609_3
(2006年5月)

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続きを読む "コロの記録"

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2012年2月27日 (月)

ナンネルの映画を見て

「諦めずに達成した自分を思い描くことも大切だけど、時には心に休息も必要です。こだわりすぎると大切なことを見失います。自分を追い込まないように。」 -- 2/25の占いより
こだわりすぎると大切なことを見失います」
∠( ̄0 ̄)ハイ! こだわりすぎたり、欲張ったらロクな事が無いということですね?耳が痛いデス。

先週、DVD「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」を見ました。

お話はナンネルの恋物語。
だらだら感が、エンターテイメントとしては面白さに欠けます(私的に)

描かれている事が真実かどうか、真実だけで作る事は映画として無理だろうから、付け足し部分もあるでしょう。

ナンネルは綺麗だと思います。が、王太子はキモ・・・ ヴォルフィー(モーツァルト)も可愛い子役とは・・・ 白塗り化粧とカツラのせいでしょうか?(キョンシーを思い出しました)
ナンネルの髪形かわいい

関係ないですが、この時代のドレスって雑巾を兼ねているんじゃないかと、いつも思います。ドレスを着て歩くだけで床掃除になります。 十二単もね?

モーツァルト一家の話なので、当然演奏場面も出てきます。

作曲はマリー=ジャンヌ・セレロ
ナンネルの曲は現存していないので「モーツァルト一家らしいバロック音楽を」ということで作曲されたようです。
どこか聴いたことのあるような、モーツァルト(ヴォルフィー)らしさが漂うけど違う感じ、な曲です。
だけど所々やっぱり今っぽいような気もします。

DVDにはオリジナルサウンドトラックCDもついていました。
いい感じで聴いていると途中で切れちゃう曲が
そこまでしか作曲してないのかしら?

DVDに入っている解説には、マリー=ジャンヌ・セレロはガブリエル・ヤレドに師事したと書いてあります。

フランスを中心に、映画音楽で活躍している方達でしょうか。

ま、どちらも知らない方ですが・・・

映画の中で気になった事

① 当時、女性はヴァイオリンを弾いてはいけない。(子供の時は弾いていた) また、作曲をしてはいけない。 という時代。

父レオポルトは、女性になるとヴァイオリンは「弾けなくなる」と言っていました。それなら、鍵盤楽器も弾けなくなるような気がします。ナンネルの疑問もなぜクラヴィーアは弾くのにヴァイオリンはだめなのかというものでした。当時の「慣習」が理由ですが、もしナンネルにも才能があったのなら勿体なかったですね。

慣習ということは、音楽=教会音楽というのがまだ根強く残っているなら、神様のことは、女性は汚れているから男性がするもの、という考えに基づくのでしょうか。神道ではそうだけど、キリストもそうだったのかな。宗教の事は特に知らんわ。

② フランス国王の前で演奏するため順番を待っている時に、ヴォルフィーと同じくらいの子供がクラヴィーアを演奏していました。それを見た父レオポルトは 「凡庸 機械的で魂がこもっていない」 と言いました。

気持ちのこもった演奏と言うように「気持ち」あるいは「感情」というのはよく聞きますが、「魂」の演奏とは、こりゃまた難しい・・・
「気持ち」や「感情」のこもった、なら大半の人が解ると思いますが、「魂」をこめた演奏も難しい(あまりいないと思われる)上にそれが解る人は限られてしまうのではないでしょうか。聴き手を選ぶというか。そのレベルを理解できる高みにいる人でなければ・・・
追記しますが、個人的に、感情的すぎる演奏は聴き難く好きではありません。

古い時代は教会音楽が主だったため(多かったため)、魂の演奏を捧げていたのでしょう。(えまーるさんの教会録画からもそう思いました)

バッハは音楽の基礎を確立し、モーツァルトは音楽を大衆化へ導き、ベートーヴェンはその両方を確固たるものとした。

バロック時代のクラヴィーア演奏を聴くと抑揚があまり無く平坦です。楽器の性能からも感情は表現しにくいため魂の演奏なのかな、と思いました。
楽器の発展と共に感情表現が豊かな曲が作曲されるようになったのは間違いないですよね?
私の勝手な憶測ですが。。

③ 父レオポルトが息子ヴォルフィーに作曲について教えているのですが、
父 「ラテン語の”点”、点対点、音対音、対位法だ。つまり複数の旋律を2つの次元で重ねる技法。主題のメロディーは水平方向の次元。ハーモニーは」
息子 「垂直に」
父 「それによって調和が生まれる」

という、やり取りがありました。

対位法とポリフォニーについてはいまいちよく解りません。

最近、モーツァルトのCD(ピアノ・ソナタBox)を売りました。いくつか持っていたのですが、気に入った1種類(一人)あれば良くて、他はいらないと判断したので。

最後に出品したある女性ピアニストのは、残した男性ピアニストのと演奏の方向性が似ていると思います。ですが、残した方が上手いと思うのです。何を持って上手い下手と言うのか、聴き手側の勝手な判断(好き嫌い等)ですが、このモーツァルト親子の会話で、もしかしたら・・・ と思いました。
残したCDの演奏の方が垂直が綺麗なんだと思います。売りに出した方を聴いた時の違和感は垂直が微妙な感じ(気に入っているCDと比べて)だったから、のような気がします。

そう思ったら、垂直の音、怖ぇぇ・・・
よく「和音(和声)の響き方を大切に」とは聞きますが、ほんのちょっとの差がけっこうな違いに・・・
1つ1つの垂直を大切に扱い満足できるほどになるには、1曲仕上げるまでいったいどのくらいの歳月が必要なのでしょう。

今回練習を再開した時の初心を忘れないようにしたいと思います。
満足の行くように弾きたい、とりあえず10曲、ですが、死ぬまでに10曲出来ないかもしれません。 もしかすると1曲さえ無理かも

あ、この水平と垂直に斜めが加わるとロマン派以降の曲になるのではないでしょうか。3Dというか? バロック時代の音楽は2次元だとは言いません。2.5次元くらい?
あくまで私個人の勝手な思想です。

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2012年2月 4日 (土)

ビューローさんの言う事にゃ

今でこそ輸入楽譜は手に入りやすいけど、昔はやっぱり国内版。全音楽譜を使っていましたが、最初に本の解説や曲ごとの解説が書いてあります。(無いのもある)
それらは先生が読むものと思っていたし、子供の頃はそんなの読んでもよく解らないし、読みませんでした。
大人レッスンの時は必要に応じて抜粋読み(曲の解説)だけ。

クラーマー = ビューローは全音版が出ており、用意する時に助かりました。でも当時は解説を読みませんでした。

この度、初めて解説を読みました。(^∀^;)ゞテヘヘ

なんか・・・ 訳が解りにくい日本語です。(独語もあるけど)
それが細かい字で3ページも!(各曲解説を抜かして)
うがっ∑(゚∇゚|||)

後半は特に内容が濃くないと思うのですが、前半をまとめているうちにどうでもよくなったのかもしれませんね・・・σ(^_^;)

前半部分を抜粋まとめしておくことにしました。

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クラ=ビュ60 「序」より (ハンス・フォン・ビューロー記述)

クレメンティの「グラドゥス・アド・パルナスム」の前に練習すると非常に有効である。
なるほど~。それでこの本の次にグラドゥスをやったのですね。グラドゥスをやるためにこの本をやったというか。クラーマー・ビューロー60→グラドゥス・アド・パルナスムで一つの流れと考えて良さそうです。

良い点として
クラーマーの練習曲集をじっくり考えた末に組織だって使用すると、
・結果として良い意味における名人芸の鍛錬のためにしっかりとしたある基礎を手に入れるという利益を得るに違いない
・演奏者が技術的にも精神的にも、すでにかなり発達させられた、成熟の段階に達するという利益さえ得るに違いない

悪い点として
めったに余すところなく利用されているとは言えない。
多かれ少なかれ、融通の利かない状態で、「ひととおり練習すること」で満足するか、本当に大急ぎで片付けられるかである。 耳がイタイデス
最後84曲目までたどり着いた奏者に1曲目を弾かせると、あまり肯定的でない結果が現れる。 気をつけねば…

ビューロー版は、クラーマーの練習曲集を研究してしばしば起こる実際的な原因を取り除くことを目標としたもの。
・組織的な順序に従わせる。
・必要のない曲を捨てる。

元は84曲→イギリス版で100曲→ビューロー版で60曲 らしい。
60曲でも多いと思っていたのに100曲もあったら大泣きです。

ビューローが実際に教えてみて有効だと思った学習の補助手段(初心者から名手まで)が掲載されている。↓

  1. a. アイロス・シュミットの練習曲 op.16
    b. シュテファン・ヘラー op.45
  2. a. J.B.クラーマー 練習曲
    b. St.ヘラー op.44, op.47
    c. ツェルニー 「毎日の練習曲」「レガートとスタッカートの教則本」
  3. a. クレメンティ グラドゥス・アド・パルナスム
    b. モシュレス op.70
  4. a. ヘンゼルト op.2, op.5
    b. ハーバービーァ 練習=詩曲集(St.ヘラー作品のつづき)
    c. モシュレスの選抜諸曲 op.75
  5. ショパン op.10, op.25
  6. リスト 「6つのパガニーニ練習曲」「3つの演奏会用練習曲」「12の超絶技巧大練習曲」
  7. a. ルービンシティン 練習曲と前奏曲選集
    b. V.C.アルカン 12の大練習曲選集

ヘラーが載ってる!でも先にop.45でしたか・・・^^;(今op.47) ツェルニー先生の「毎日の練習曲」はこの前買ったばかりです。これを見たら3止まり(しかもa)。ショパン・・・まで長いのぉ・・・。てか、4の本はどれも知らないし持ってないけど・・・。そもそも、死ぬまでにモシュレスop.70を終われるのだろうか・・・

メトロノームの速度は原本通り正確に写し取られた、が、練習曲として楽曲としてふさわしく思えないため、割り引いて考えてよい。 速度無視です

バッハのいろいろなピアノ作品を完全に美しく弾くといことは (略)、 例えば、ベートーヴェンの最後のいろいろなソナタを「とぎれとぎれにどもる」ことなく弾くことのできるピアニストたちにだけ望みをかけることができる課題である。
自分とは性質の違うバッハの諸作品を自分と同じものにしてしまおうとするいろいろな試みが、どのような結果になるか、どのように恐ろしいかということは、これらの試みの有名なツェルニー版を見れば、そのおそろしさが一番よくわかるのである。
真にバッハを理解するためには、無批判に使用することに対して厳しく戒めなければならない。
つまり、性質の違う物を同じように扱ってはならないってことでしょうか。

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日本語、ムズカシー
戸○奈津子さんのような翻訳だったらいいのになぁ・・・

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2011年8月16日 (火)

インヴェンション4番

私にとってバッハは大魔王の如く立ちはだかり、
インヴェンションはベルリンの壁より厚く高いのです。(古いな…^^;

「習うより慣れろ」式で進むことにしました。
まずは、とにかく数をこなしましょう。

で、1ヶ月ほど練習した4番を録画してみました。

インヴェンション4  BWV 775

  

インヴェンションを弾きだすと他の曲の時と自分の様子が違います。
硬い、途中意識が無くなる、心ここに非ず。
こう弾こう、ああ弾こうと思って弾き始めるのに、気が付くと最後で何を弾いていたのか解らない、練習になってない事が多いのです。

例えるなら、兄が爆裂トークしてる時に何も聞かずに「ふんふん」と頷いているだけの時のような。
で「※○▼~だよな?」と聞かれ、ぼーっと固まってしまうような・・・

 

トリル、ずっとバッハ(インヴェンション)では棒弾きかと思っていましたが、ロマン派と同様にゆっくり入って最後早めで変化を持たせてよいようです。
でもインヴェンションでは出来ません。そういう弾き方の気持ちになれないです。
慣れたら出来るようになるかな。
それと、もっと音量を抑えないとな・・・。

私のバッハのイメージはオルガンで弾く小フーガです。
アンナさんもインヴェンションもピアノは似合わないような気がします。
そういうイメージも演奏に出てるような気がします。

固定概念ってやっかいですね。→自分で壁を作ってるのかもしれません。
だって嫌いと思うものにオープンにはなれないですよ><

 

とりあえず4番やめて他の曲やってみます。
長いトリル続きで7番かな^^;

 

 

【ここから先、覚書も兼ねてます】

インヴェンションのアンチョコ本(楽譜)を見ると(古いな…今時アンチョコ言わないか?)

えっと・・・、「分析と演奏の手引き」の本を見ると、

「全15曲を順次学ばせるのがバッハの意図ではなく、同主調で2曲ずつおおむね対比的な技法によって作曲されたグループ(全曲中12曲6グループ)から、必要に応じて選択して学習させる可能性が重視されていると言えます。」

と書かれています。

グループは(1・2)(3・4)(6・7)(8・9)(10・11)(12・13)で、残りの3曲(5・14・15)はグループに属さない。 ということなので、このグループでまず1曲ずつ練習することにしています。

それで1番の次に4番にしてみました。
トリルが長くて嫌だったし。。

この4番は(3・4)のグループで、3番 ニ長調、4番 ニ短調 となっていて、器楽的(舞曲的)様式となっています。と書かれています。

このアンチョコ楽譜にはアーティキュレーションが書かれていて、ずっとこの本で練習していたのだけど、やめました。
もともと全音楽譜が嫌で原典版(ペーレンライター)を買ったのに、後からこのアンチョコを買って、ついアンチョコを見て練習してました。

お正月からバッハに関連するような本をいくつか読んで、私的にもやっとだけど「こういうの」ってのがあるのに、アーティキュレーションを見ると解せないというか。
弾くと自然とそうなるような気がするけど、目視的にあると許せないというか。

まず、バッハは小節線を越えたスラーは書かない人だったのに、そればっかりでイラっときます。
特にこの4番、舞曲的要素があるのだから小節線ではロマン派のように繋げて弾くべきではないと解釈しています。
ブツっと切るという意味ではないですよ。
あくまで繋げ過ぎない、スラーしすぎない。

たぶんインヴェンションの校訂版で書いてある大きなスラーは、「繋げる」という意味より「フレーズの固まり」という意味合いが強いのかなと思います。
でも目に入ってくると「繋げる」と思っちゃうので、私の中のイメージとのズレが生じてイライラ増になるのだと思います。

なので先月末くらいからペーレンライター版で練習することにしました。
そしたら気持ちが少し楽になりました。それに見易いしw

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