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2012年8月 8日 (水)

見比べ(KV332)

突如、なんとなく楽譜を見比べてみた。ざっくりと。

モーツァルトのソナタKV.332。ウィーン原典版と全音版(ソナタアルバムとモーツァルトソナタ集)で。
この曲は全音版で弾いた事が無いのでどうでもいいのだけど、何か予感でもしたのかな。
やっぱり違っていた。

全音版はスラーがやたらと多いとか、アーティキュレーションがかな~り違うのはいつもの通りだけど、やっぱりと言うべきか、音も違っていた。

画像を載せようかと思って少しスキャンしたけど、いきなりめんどくさくなったのでやめました。文字掲載で。

第1楽章
45・46小節と181・182小節 の左手1音目
 W原典版では4分音符なのに、全音版では付点2分音符
 長さが違う~

87・89小節と223・225小節 左手の最後の音が違う~
 でも、全音版に注意書きがあって「原典版では○音になっている」と書かれている。
 W原典版には何も書いていない。

第2楽章
19小節と39小節 左手1拍目と3拍目
 W原典版ではタイが付いているけど、全音版は付いてないので弾き直し。
 音が減衰するから弾き直しにしたのかな。

40小節(最後の小節) 一番最後の左手の和音
 W原典版は4つの音の和音、全音版は8度の2音。
 これは、全く違う雰囲気になるのでは・・・。

第3楽章は特に見当たらなかった。

第2楽章の最後の和音が違う件、そういえばエリーゼのためにもそうだった。
但し今回と逆で、全音ピースの方が音数が多い。

全音のモーツァルト・ソナタ集はソナタ番号通りに並んでいないけど、1巻目を買えば有名曲がほとんど網羅されているので、とりあえず1巻目だけ持っていればいいって感じなので便利なのだけど、音が違うのはどうなの・・・。

それにしても、この全音版もカビ臭い。
何年も出し入れしていない結果とはいえ・・・
本のカビ臭さを取り除くいい方法はないものか。

 

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