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2011年11月

2011年11月29日 (火)

コンサートに行ってきた

今日は、あの当たったコンサートに行ってきました。

終わり良ければ全て良し、と言いますが、逆パターンでした。
演奏のせいではありません。クロークのせいです。
よくある話ですが、まさか自分の身に起こるとは…
預けた上着を貰おうと番号札を出したのに、10分経っても来なくて、他のお客さんは終わって誰もいなくなるし、クローク担当の人も「先に帰ります」って、なんじゃそりゃぁぁ 「ずっと待ってるんですけどまだですか」って言ったら奥で探し出してそのうち「どんなのですか」って、オメェー番号札渡しただろがぁぁぁ とムカムカ来て説明したら少ししてようやく出てきたのでつい「ここのクローク良くないって言われてるけど本当ですね」と口から出てしまった
ここはよく無くなると聞いた事があるので、無くなったかと思ったけどあって良かったわ。

 

あ、コンサートの話でしたね。

開演10分前に到着してトイレに行ったら、もうあちこち満席で(席は自由だった)、横か背面しか無いのか~とがっかりしたのだけど、ステージ背面の1番前が空いていたのでそこにしました。
フツーの客席側から見ると中央からやや右手で、指揮者の顔がよく見えます。
乱視なので顔のパーツがあるのは解るけど顔立ちはあまり解りません…

こっち側(ステージ背面)に座るのは初めてでした。
演奏が始まって、なんか変?
あ~左右が逆だから~ 通常は左側にヴァイオリン、右側にコントラバスとかだけど、逆だから変な感じがしたのね。

指揮者は27歳、若い!
オケも20代中心?行ってても30代前半でしょうか。
外国人1名、他全員日本人。

構成は(パンフレットより)
 ヴァイオリン 14名
 ヴィオラ 5名
 チェロ 4名
 コントラバス 3名
 フルート 2名
 オーボエ 2名
 クラリネット 2名
 ファゴット 2名
 ホルン 2名
 トランペット 2名
 ティンパニ 1名
という少人数です。チェンバー・オーケストラだからね。。

見るとPMFに3回参加している人もいます。
へぇ~ 何回も参加できるんだ・・・。

曲目は
 1.モーツァルト 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 2.J.S.バッハ 「G線上のアリア」
 3.J.シュトラウスⅡ 「ピチカート・ポルカ op.234」
 4.チャイコフスキー 「弦楽セレナードから第1楽章」
 休憩
 5.ベートーヴェン 「交響曲 第7番」

有名どころですね。
3曲目は知らなかったけど

演奏が始まると、若い人の演奏だな~と思いました。
あれ?音がやや高めかも?もしかしたらね。
でも1曲目は若い人達のオケにとても合っていました。
気持ちよく聴けました
やっぱ弦楽器だけの曲っていいわ~
(4曲目まで弦楽器だけ)

3曲目は弓を置き、指で弦をはじく演奏でした。
曲名に「ピチカート」ってあるじゃないか。そうか、そういう事か…
全員が最初から最後までその演奏なのだけど、小さい音で始まる出だしの音(数か所あり)、ヴァイオリン2台でって、かなり難しいのですね。呼吸が。ピッタリ合うことはありませんでした。数音進めば合うのですが…
この曲、面白かったのでそのうちCDを買いたいな。

G線上のアリアも弦楽セレナードもちょっと物足りなかったです。
若さゆえ… 情緒不足かな
(声を大にして)やっぱ演奏家は40過ぎてからよ!?

でも若さの良い部分もあります。
甘いフレーズなんか、すごくいい感じ♪
こういう演奏は年を取ったらできんわ・・・

若いといえば、若い人のマナーときたら・・・
隣(と言っても1つあけて隣だけど)の席の人、休憩時間にコンビニで買ってきたおにぎりだかパンだか解らないけど、ガサガサと食べてるよ!?ペットボトルも…。えええ~~?コンサールホールでそゆ事するぅ?いいのか? と目の端で見ながら怪訝に思っていたら、「会場での写真撮影…(略)…飲食はおやめください」というアナウンスが
「えっダメなの?堂々と食べてたよ」と言ってますが、袋の中身は食べ終わっています。
女の子2人ですよ。食べ終わったらゴミをしまって(←当然の事だけどポイ捨てしないのは偉い)、足をかち開いてくつろいでるし。短パンみたいのとはいえ、足はもう少し閉じようよ・・・ 場所を考えてほしいわ。(オバさん的思考回路ですか?)

ベト7は管楽器も入っての演奏だけど、人数が少ないので音の重厚感がやや物足りない感じがしました。
第2楽章は好きなのですが、この人達がもう少し年をとってからの方がよさそうです。
逆に第4楽章は熱演ではじけてて、がんばっていい感じです。
最後にティンパニーのバチ(?)の頭が吹っ飛んだようです。
ブツが落ちた音は聞きましたが見逃してしまいました残念。
周囲の会話から頭だけ飛んでったのだと思います。

 

そもそも生オケってあまり聴いた事がないのに、後ろから聴くなんて初めてで、いつもならヴァイオリンが目立つのに、前半はバスの音がよく聴こえたし、ベト7は管楽器の音がよく聴こえました。
ファゴットやホルンの音っていいなー。と初めて思いました。

そういえば楽器って前の方に向かって音が出る形になってるから、正面席で聴いたら違うように聴こえたのかもしれません。

ところで、指揮者の方、一所懸命なので呼吸が激しく、鼻から吸う時の音がすごく大きくてすごく気になりました。

そうそう、和服の若い女の子がいましたが、いろいろと残念でした。

着て行く所がないのでこの機会に着物を着て行きたかったのだけど、時間とコートが無いので断念しました。
片付けが済んだら(いつ終わるの?)着付けの練習しよっ

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2011年11月26日 (土)

調律日

今日(もう昨日だけど)は年に1回の調律でした。

9月末頃に頼んでおいた長椅子も来ました。
事情(今年1月の体の故障)を話して「高さ調節バルブ?が両方に付いている長椅子」でお願いしたら、中古で良いのを探してくれる(中古の事は思いつかなかったけど)とのことでした。
ヤマハの黒い長椅子でクッションは硬めです。お値段は5千円(新品だと2万円位だそう)。
特に古いようには見えません。キズ?さぁ・・・細かく見てないけどハゲてないし、目立つキズはありません。安く済んでよかったわ~

古い椅子の処分も、処分料金かかってもいいから、とお願いすると「貰っていきます」。
ご年配の方など古いピアノをお持ちの方で椅子を取り換えたい人がいるらしいのです。
椅子が丸いタイプ(3脚)は特に、安定感が悪いのと、子供が座るとくるくる回るので取り換える人が多いのだそうです。

 

調律師さんが帰ってから椅子の高さを調節して弾いてみました。

椅子はいいとして、いつも調律後は音が曇るというか丸くなるというか、張りが出ないので調律日の音は嫌いなのですが、今日は出ない音がありました。

ヽ(。_゜)ノ なんで~?

真上から垂直に鍵盤を押すと出るのに、弾くと出ない。
おかしいな~~ヽ(。_゜)ノ

ピアノを持ってる人なら誰でも好奇心からあちこち開けて見ると思うけど、私も子供の頃から今まで幾度となく開けて見てます。
タッチを変えるために鍵盤の下に紙を入れた事もあります。←元に戻したけど。

ということで、天蓋を開けて弾いて見てみました。
フェルトが・・・ 

私のピアノはアップライト。真ん中のペダルは消音用です。
消音と言っても音を小さくするだけですが・・・
ペダルを踏むと、ハンマーと弦の間にフェルトを1枚挟むのですが、そのフェルトがペダルを踏んでなくても挟まった状態になってます。全部の音ではありません。気が付いたのは1音だけ。

111125_1

見ると、フェルトがちょっと剥がれて下がっています。
ボンドで貼ろう! と思ったけど、木工ボンドの持ち合わせが無く断念。明日買いに行こうか・・・

手修正で若干良くなったと思い込み、練習してみると、高音部になるとまた出ない音が・・・

ということで、また開けて、端から端まで見てみるとネジ発見!
これだ

そういえば、前にもこんな事があって、調律師さんに言ったら「少し緩んで下がっていて直しましたから」と言われた事が・・・
その後、音を控え目にして練習していると言ったら、あまり響かないようにと何かしてくれた・・・ ←たぶんコレを緩めてフェルトが挟まるほどではないけどハンマーの邪魔をするようにしてくれたんだろう、と推測。
ところが、年数が経つうちにネジが緩んで、今日の調律後にぎゃふん
調律師さんは立って音を出している→鍵盤を垂直に押していて、ハンマーに勢いがあるので音が出る。
ところが弾いた時は垂直には押さないので勢い不足で出ない・・・ と推測。

ネジを閉めたらフェルトは上がり(フェルトが付いている金属棒が上がるので)、ハンマーはフェルトをすり抜け弦まで到達し、音がちゃんと出るようになりました。(ボンドで貼るのはやめておこう)

111125_2

黄色い矢印の金属棒と緑色のフェルトは、消音装置のものです。
消音装置ONにすると、この棒が上がって、ハンマーが弦まで到達しないようになります。

尚、写真は状況を再現したものです。

昨日まですっごい狂った音だったので整然と並んだ音がかえってキモイ・・・

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2011年11月22日 (火)

練習日記 2011年11月

今月の練習テキスト

  • ツェルニー 左手 20~22番
  • ヘラー Op.47 4,5番
  • クレメンティ スケール ハ長調とイ短調
  • インヴェンション 7番
  • 吉松隆 誕生日のロマンス
     暗譜できたような・・・?
  • ベートーヴェン 月光 全楽章

月光について(使用楽譜はペータースのアラウ版)特に注意したい所。
・第1楽章、最後の2回繰り返しの所、1回目は右手を<>、2回目は左手を<>、の2回目が上手くできない。
・第2楽章、ペータースの楽譜で2段目真ん中辺り、フレーズを生かすために右手指使いを変えたのだけど(本の通りにした)、まだ前の指使いをしてしまう。
・第3楽章、音の間違いが無いかと指使いも確認中。8度で高音の方トリルの所、相変わらず弾きにくい。どうにかして誤魔化して弾かねば

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悪魔の囁き

インヴェンション、次どれにしようかって、8番か9番で考え最初9番にしたのだけど、一度弾いてみてなんか嫌になった。
8番はなんか楽なような?でも8番にしようと思った。

でも、なんか(「なんか」ばっかりだけど)引っ掛かって古い楽譜を出してみた。
ずーっとページをめくってみた。

・・・・・ けっこうやってあるじゃまいか!?!?

レッスンが終わっている曲(順不同)
 1、2、3、4、5、8、10、13、14

花丸が付いているのが5番と10番。
△が一番多いのが5番で△3個。(4週かかったのだ)
△が1つ付いているのに○が無い、つまり「挫折曲」が9番。
  Oh, My God!!  

9番をやっていて放りだしたらしい。
だから今も9番が嫌なのか・・・il||li _| ̄|○ il||li

やってない曲は  6、7、9、11、12、15

このうち7番は今やってる。
7番の前にやった4番、ちっとも記憶に残ってなかった。
8番は聴いたことあるし(もしかしてあちこちで掛かってる?)、弾いた感じからも、もしかしたら記憶が残っているのかもしれない。

残り5曲。 1/3が手付かずなのかー。

もうめんどくさくなってきたし、やった事のないやつだけちょこっと弾くことにしようか。

いっそ無視して3声の方やってみるか?
って思って3声の2番を弾いてみたら、こっちの方が面白い。(1番はパス)

そもそも、インヴェンションがバイブルみたくなってるのって日本だけって話を聞いたことがあるから、やらなくてもいいんじゃね?

永遠のテーマってことで1年に1曲とかどお?30年かかるぞ?

順番なんてどうでもいいから、テキトーにめくった所を練習するとか。

心の中で何匹も悪魔が囁く・・・

寝ながらじっくり今後の練習方針を考えよう(だから寝付きが悪いんだろう?

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2011年11月19日 (土)

人生時計

お風呂上り(22時代)はTVをつける事が多いです。
見る番組は決めていないものの、割と同じ番組になっちゃいます。

金曜の「たけしのニッポンのミカタ」は、かなりよく見ます。
昨日は、人生を24時間時計で表すというのがありました。(てっぺんが0時と24時、下が12時)
男性なら人生80年、女性なら90年、を24時間で表すというものです。(日本の場合)
何時の時に何が起こったかを書き込むのです。
人生を1日に置き換えて考えてみるというものです。

そういうの初めて知りました。
いや、前にも聞いた事がある気がする…
いずれにしても、なかなか面白いです。

お昼の12時に当たる人生半分の年齢は、男性なら40歳、女性なら45歳です。

私は高卒後、専門学校に2年行って就職したので、
24(h)÷90(人生年)×20(就職年)=5.3333…(時)
で5時20分頃に仕事に就いた事になります。
早い出社ですな・・・^^;

人生を時計図に書き込んでおくと面白いかも。(大雑把に)

時計で人生を考えると、年をとればとるほど、男性と女性の差が近くなるのが解ります。
つまり、10歳くらい離れていても大して変わらないって事で、それで年の差婚が流行ってるのかな。

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2011年11月18日 (金)

コンサートが当たった

先月、歯医者の帰り、地下鉄でコンサートのポスターを見かけ、帰宅後応募しました。(歯医者は札幌なのだ)

地下鉄開業40周年記念コンサートご招待ってやつです。

何が何でも行きたいってのと違うので軽く忘れてました。

今日、ご招待が届きました。当たったのです。

111118
(クリックで拡大)

母:よほど行く人いないんだね。

まあね・・・ クラシックコンサートが繁盛するなんてあまり無さそう。。
てか、ご招待客がいなかったら寂し過ぎるコンサート多いんじゃなかろうか?

Kitara(コンサートホール)のホームページを見たけど、このコンサートの事は載っていません。
てことは、ご招待客のみなのかしら?

当日まで曲目解らないわー。

てことで、11/29にPMFチェンバー・オーケストラのコンサートに行ってきます。

 

ついでに。

こちらはすっかり忘れていたけど、今月の初めだったか(?)、ピティナ参加者アンケートに対する景品が届きました。

クリアフォルダ1つでした。

111118_1
(送ってきた封書に重ねて撮影)

中央の絵を拡大すると

111118_2

左上がショパン 右上がベートーヴェン
左下がバッハ 右下はドビュッシー?

で合ってますかね?
肖像画ってあまりちゃんと見てないから・・・

ぶっちゃけ「いらん!」と思いました。
ヨドバシとかでネットで買い物すると必ずクリアフォルダに明細書みたいの入ってくるし(もしかして過去形?)、自分のも含めると余って、この前少し捨てた・・・

特にコレ↑みたく中央に絵が付いているようなものは使いにくいので嫌いです。
クリアフォルダ、中がちゃんと見えてナンボじゃないですかね?

絵が無ければ半分に切ってA5サイズで使う事もあるのだけどね。(折り跡が付いたり汚れた物を半分に切って使う事がある)

 

こーゆーのどうでもいいから、ミッフィーの電気ケトル当たらないかな~(熱望)

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2011年11月17日 (木)

今朝の写真

早く目が覚めました。
観念して6時頃に起きました。
外は青白く曇り空。
雪が・・・
タイヤ交換して良かったと、心の底から思いました。

111117

手前(写真下部)はベランダの柵に積もった部分。

今も降っています(7時半)

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2011年11月15日 (火)

8度は泣ける

ピアノを弾きたい気分がなのだが、こういう時に限って姪が具合悪いらしい。

吉松さんの曲。
わかったよ、8度での3和音の所が音を外さないよう押さえるのに意識が行ってて左手が解らなくなっちゃうようだよ。
左手間違えても平気でそれ以外の段の左手メロで弾くという技が出来るようになったよ(ぇ
(メロディラインが同じなのが7段あって和声構成は同じだが、右手は単音、重音、高さなど変わり、左手は高さや音が変わる仕組み)

月光。
第1楽章、第3楽章、8度以上の指が届かない場所あり。第2楽章、8度が続く。で、右手が泣ける。

ツェルニー左手の21番、左手8度の練習で左手が泣ける。

一生懸命開いたら8.5度くらいは行くけど9度は無理。そもそも一生懸命開いたら鍵盤を押し下げれないだろうが>< だから8度もきつい。力が入るというか力が必要。8度を早いパッセージで弾ける(押し下げれる)余裕のある人いいなー。

今日はめずらしく初見練習みたいな事をした。

昔買ったのに1度も使った事のない「ロシア ピアノアルバム1」から3曲。

  • おしゃべりなハエ・エチュード(L.シュリギン)
  • ガボット(ショスタコービッチ)
  • ぜんまいじかけのお人形(ショスタコービッチ)

どれも子供向けの曲っぽい

「おしゃべりなハエ」というタイトルで「ハエ男」を思い出した。

この本の、カバちゃんの、ロシア民謡による~(2曲) と、スロヴァキア民謡による~ と、ウクライナ民謡による~ の4曲の「変奏曲」がちょっと気になる

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2011年11月10日 (木)

論理的思考

今読んでいる本は、数年前に買ったけど後伸ばしになって未読だった本です。
整理している時に「今まで読まなかった本はこれからも読まないから捨てる」という「ときめき片付け」のルールを無視して残しました。他にも残した本が数冊あります。
どれも実用書(ビジネス書)です。

最近とんと小説を読まなくなりました。
話題の小説を読んでみる事はあるけど(東○○吾とか)、物足りない。
ディナーの後もきっとそうなんだろうと読まずにドラマで見たけど、登場人物の設定は好きな感じなのにストーリーや進行テンポなど好みではない。おまけにお嬢様がお嬢様らしかぬ・・・。

いぁいぁ、そんな話ではなく、今読んでいる本の話。

「考える技術」 大前研一著
 講談社(2004年11月4日第1刷、12月14日第4刷)

7年前の本らしいけど、買ったのもその位なのかな~?覚えてないやw
約1ヶ月で4刷ってすごいね。部数はわからないけど・・・。

当時の私に必要な本だと思って買った本。読んでみるとやっぱり必要だったと思う。でも今も役に立つ。けど、・・・実践は難しいと思っています。
捨てずに読んでよかった。

今は半分位の所を読んでいるのだけど、序盤で考えさせられたというか、どーんと入ってきたので(衝撃を受けたのか?)、メモしておくことにしました。

以下引用です。

日本企業では往々にして過去の成功体験や経験則に基づく「思い込み」がビジネスを支配している。その結果、新しい経済への転換に気づくことも対応することもでぎず、
(略)
頭というのは使えば使うほど磨かれるものである。使いすぎてダメになる人間はいないのだから、使えるだけ使った方がいい。
ところが日本人のほとんどは頭を使わないし、論理的思考というものをまったく身につけていない。
(略)
対価のないものに対しては努力しようとしない悪癖がついてしまっているのだ。
(略)
ほとんどの日本人は考えるというトレーニングをまったく受けたことがないのである。
このことは、日本人が21世紀の新しい経済の中でビジネスを展開するときに、非常に大きなハンディキャップになっている。新しい経済は、ニュートン力学のように方程式に当てはめれば簡単に答えの出る世界ではない。
(略)
日ごろから思考力を鍛錬し、論理的思考という武器を手にする必要があるのだ。

私たちは仕事の中で、あるいは社会生活の中で、ありとあらゆる問題に直面する。その問題を解決するために、(略) まず最初に「どうすれば問題が解決できるか」を考えるはずだ。しかしほとんどの人は、問題解決のために何をどう考えればいいのか、その方法を知らないように見える。問題解決のための思考回路ができていないからだ。
実際にはろくに考えもせず、たんなる「思いつき」でしかないことを解決策と称している場合も多い。
(略)
真の意味での解決策を導き出す思考回路を持たなければならない。

データを分析して出てくるものは仮説にすぎないのだが、日本のほとんどの経営者やビジネスマンは、その仮説を結論だと思い込んでしまう。(略)本当の結論に至るまでの論理的思考を怠ってしまうのだ。
(略)
重要なのは、「仮説」ではなく「結論」を導き出すことである。
(略)
現象はあくまで現象にすぎず、原因ではない。
(略)
まず原因を明確にするための思考回路を働かせなければならない。

ほんの1/10程の所からの抜粋だけど、かなり痛い内容である。
本書を読むと政界も財界もばっさり切っているけど、論理的に書いてあるので素直に納得できる。

論理的思考は女性より男性が得意とする所。
特に私は思いつき人間で感覚派なので不得意な分野です。

よく、考えだすとループするというかスパイラルに陥るようになるのだけど、論理的思考能力に欠けてるからなのね。

組み立てと破壊を何度も繰り返さないと答えを出せない。
時間がかかり効率が悪いけど、破壊して組み立て直さないと別の道が見えてこない。

この本にあるように訓練すれば少しマシになるかもしれないけれど、本来なら子供のうちから訓練すべきだと思う。今からやったら時間かかりそー。

論理的思考能力の学習を義務教育に取り入れていたら(本のような練習ではなく子供向けで)、今の日本は違っていただろうか。
多少の事では大きな流れは変わらないだろうけど。

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2011年11月 4日 (金)

整理苦悩中

部屋の中は相変わらず整理中のゴタゴタ感があります。
物を配置するのって難しい。
捨てたのは見えない所の物が多くて、見た目的にほとんど以前と変わらないせいだと思う。

思うに、「隙間を開けて整理すべし」 が極意ではないかと。。

物をきっちりびっちり詰めるのは良くない。
その状態で買ってくると置く所が無いから。

隙間家具? ダメダメ。そんなのダメよ!
上手に配置すればまだまだ入ります? ダメ!いけません!
そういう余裕の無い配置はいけません!

びっちり詰めて整理するのは結構得意なんだけど(その方が楽だし)、隙間を開けて配置するのは難しい~

いやいや、諦めちゃだめ!
何事も「間」は大切です。
「間」の使い方で余裕が、そして美が生まれるのよ。
そして流れが生まれるのよ。

はぁ~(;-_-) =3

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